時の記念日に
10 June 2026 | 1:13 am
ア-カイブ記事 公開 : 2015年6月10日 (6月10日は、「 時の記念日 」 です。11年前の公開記事を、アーカイブします。) 先週の金曜日、英会話クラスの際に、講師のジョンさんから懐中時計の検査を、依頼されました。 この懐中時計は、お祖父さんからジョンさんに贈られた物で、ケースの裏側に彼のフルネ-ムが 刻まれています。 「高級な懐中時計ではない事は、分かっています。 しかし、お祖父さんに贈ってもらった私にとって宝物です。 出来れば動くようにしておきたいのです。」と、検査(修理)を託されました。 家に戻り調べてみますと、ケースは真鍮ベース+ニッケルメッキ・機械は目覚時計に使われるピン レバ-脱進機・文字盤には WESTCLOCK SCOTTY とプリントされていました。 手持ちの本に、WESTCLOCK 社は米国ジョ-ジア州アテネで、1906年に廉価懐中時計の量産を始め、1920年には日産15,000個製造していたと、記録されています。 翌日に機械を調べると、長年手入れされず油切れの状態から、歯車の軸を受ける地板に減りが 見られました。 取りあえず分解掃除をし、元通りに組み立て注油すると動き出しましたが、長く動き 続きませんでした。 また分解し、軸受け穴の減った地板を全て補修して、調整後に組立て注油すると、前より力強く動く ようになり止まらなくなりました。 これから、毎日動かし様子見をしなが時間調整を行い、ベストの 状態でジョンさんに返し、彼の喜ぶ顔を見たいと思っています。 ジョンさんの依頼から、時計記念日 の週に、久しぶりに時計修理の時間を持てました。 この時計修理をしながら、かっては 時計修理という一つの職業 があり、私も技術者として働いて いたのが、クォ-ツ時計の出現 で修理の仕事が無くなり、転職した体験を思い出していました。 技術の進歩が速い今の時代では、今まであった職業が消える のが、想像以上に起きるのではと、 考えたりもしました。 例えば、今求められている英語などの外国語の習得には、高性能の携帯同時通訳機が開発され、母国語以外の言葉を習う無駄な時間が省けるようになると、予見する私です。 (ジョンさんの仕事が、無くなる話ですが…。) 〈 機械の分解 〉 〈 修理後の機械(ム-ブメント) 〉 〈 ジョンさんの懐中時計、直径 5センチ 〉
四国歩き遍路 感激と感謝
6 June 2026 | 12:05 pm
2012年10月4日よりスタ-トした、歩きのみでの四国八十八ヶ所霊場巡りは、43日間掛けて ゴ-ルの 88番寺 大窪寺に辿り着けた。 歩きお遍路が必携するバイブル地図 (へんろみち保存協力会 発行 四国遍路ひとり歩き同行 二人 )を持たずに、全行程の3分の2を歩き、正確な地図無しの歩き旅は度々に道に迷い、余分な歩きで時間を使い、また宿も非効率な取り方となって、その結果の43日となった。 ゴ-ル前日の11月13日も、 午前10時に87番の長尾寺のお詣りを済ませ、大窪寺までに楽に歩き着く時間から、大窪寺辺りで宿を取ろうと、午前中に宿の予約電話を入れたが何処も取れなかった。 止むを得ず、この日は長尾寺前の宿に泊まることにし、余った時間は前山ダム・駅の道ながお に 行き、また長尾に戻るウォ-キングに費やした。 11月14日の宿は、大窪寺手前の竹屋敷に取れたが、宿入りは午後3時半過ぎと云われ、この日は朝ゆっくりと長尾の宿を発った。 空模様があやしい中、途中におへんろ交流サロン に立ち寄るなど 休みを多くとりながら、大窪寺に向かった。 午後1時頃に、大窪寺の本堂に着いた途端、近くに落雷の大音響が起き、冷たい風と共に大粒の 雨が降り出した。 参拝者は、すべて本堂のひさし下に逃れ、不安気に空を見上げていると、次に 大きな雹がザザッ-と音をたてながら降り始め、まるで白いカ-テンが降りて来ているように見えた。 本堂でお詣りを済ませ再び空を見上げると、黒い雲は消えており、薄っすらと太陽が現れて来た。 この神秘的現象は、88番寺での結願ゴ-ルを祝ってくれる久寿玉割りの様に思えて、無駄歩き・ 非効率な宿取りがなければ、結願の札所でこの現象に出合わなかったものだった。 私の四国歩き旅の中で、この久寿玉割りゴ-ルの光景は、一生 脳裏に残る一番の思い出となった。 この日、おへんろ交流サロンで、遍路大使に任命されているが、四国の歩き旅を無事に終えられたのは、多くの方々の親切 と一日の疲れを癒してくれたお遍路を泊める宿 のお蔭だった。 その他に、同じく遍路道を歩いているお遍路仲間からも、宿の食事時に歩くアドバイス・宿情報などを 得て、大いに助けられていた。 特に、10月10日 に泊まった民宿 坂口屋で、食事時に初めて顔を 合わせた少し年配の方から、実経験に基づいた貴重なアドバイス・情報を頂いた。 その方は鈴鹿市の70歳を超えた藤田和清さん で、12年ぶりの四国歩き遍路を行われており、 この日から11月7日まで7度も一緒になる場があり、先達らしい様々な教えをして頂いた。 無事に帰京し、藤田さんに礼状を出したら、丁寧な手紙と共に、彼の1回目の四国歩き遍路体験を 基にした「四国歩きへんろ」 の本を送って下さった。 この本には、四国遍路に関係する博識が書き込まれているが、文章は少しも堅苦しくなく、所どころにユ-モア・暖か味が含まれており、素晴らしい紀行本となっていた。 私の場合、四国歩き遍路の体験・見分を、ボブのブログに記事公開してきて、「四国あるき遍路」のテ-マ引出しには、既に多くの拙文記事が溜まっている。 お遍路交流サロンから 遍路大使 に任命された私は,ボブのブログでの体験紹介で、その役目を 果たしてきたつもりです。 歩き遍路結願の感激とお世話にたった方々への感謝として、最後に歩き遍路記事の一覧を作り遍路大使の役目とする予定です。 〈 菅笠・金剛杖・輪袈裟 〉
四国歩き遍路 トンネル
22 March 2026 | 9:09 am
ア-カイブ記事 公開 : 2013年3月4日 四国の高知県は、海と山がせめぎ合う地形と云われ、国道が山に行き合う場所も多くあり、必然的にトンネルが多くあった。 四国に入り、鳴門から歩き始め、1番霊山寺から順打ちで回り始め、22番平等寺までのお詣りを 済ませるまで、トンネルには出会わずに済んでいた。 23番薬王寺に向かう道路195号を歩き進んで、あせびトンネルに出会い、初めてトンネル内を 歩くことになった。 トンネルの両端に、幅1メ-トル弱・高さ20センチ位の歩行者用スペ-スがあったが、歩行者を守る柵や手すりは無いものだった。 歩く人と、脇を通り抜ける大型車との隙間は、 1メ-トルも無く、大型車の風圧と轟音は凄まじく、私は対抗車線側を歩くようにし、特に大型車が 来る時は、壁に体を寄せ通り過ぎるのを待った。 初めてのトンネルを過ぎ、阿波福井に進むと 国道55号に入り、次々とトンネルに出会う事となった。 四国一周の歩き遍路を終えてみると、通り抜けたトンネルの数は、70を超えていた。 トンネル内の歩行は、大型トラックとの怖い擦れ違い・排気ガスを含んだ不快な空気・暗い空間など、出来れば避けたいものだった。 さらに、古く老朽化が目立つトンネルでは、内壁のヒビ割れや水の浸み出しも見られ、強度上での不安を感じ、少しでも早く通り抜けたい気持ちになった。 昨年12月の笹子トンネル崩落事故は、多数の犠牲者を出す大惨事で、安全管理の欠如が原因と 云われた。 四国のトンネルでは定期的な点検と補修が行われているようで、実際にそれらの現場を見ながら、トンネルを通り抜ける時もあった。 10月11日に通った日和佐トンネルでは、片側車線を封鎖し、トンネル内の補修工事をしていた。 長さが690メ-トルもあるトンネルの中に、多くの工事車両がいて、それらから出るディ-ゼルエンジンの排気ガスが、トンネル内に濃くこもっており、トンネル内で働く工事の人達は、全員が防護マスクを着用していた。 無防備の私は、目と喉が酷く痛み、辛い歩きの体験となった。 この体験から、マスクはトンネル歩きの必需品 と、次に見つけたコンビニで、マスクを買っていた。 その後、トンネルの通り抜けを重ねても、トンネルに出遭うと嫌な気持ちの私だったが、10月28日に宇和島に向かう国道56号に、歩行者・原付以下の専用トンネルが有り、初めて気分良いトンネル 歩きが出来た。 内海ふれあいトンネルと、嵐坂 風の通り道の2本で、車が通らずひんやりした空気は気持ち良く、 トンネルの壁にタイル絵など装飾も有り、歩行者は楽しみながら歩ける贅沢なトンネルだった。 〈 内海ふれあいトンネル 〉 〈 嵐坂 風の通り道 〉 追記 : 2014年6月4日 先月行った 四国巡り3日間の旅 は、四国の4分の3を観光バスで巡りましたが、2年前に行った 歩き遍路で歩いた国道やトンネルを通る時があり、この記事で書いたことを思い出しました。 初日に、バスが初めてトンネルを通った時に、バスでは幾つくらいのトンネルを通るのか?と考え、 数えてみることにしました。 初日は、37本。 二日目は、59本。 三日目は途中まで数えていましたが、疲れから居眠りをしてしまいました。 祖谷渓の見物を終え、徳島空港に向かう高速道路は四国山脈を通り抜けるため、トンネルの連続でした。 次々と通るトンネルには、番号で 22本分の XX 番 と記されており、四国の道路造りの困難さが分かりました。 一方で、46日間掛けて達成出来た国歩き遍路は、トンネルの無い時代は、山越えが多くなり難行の旅だったはずと、現代のトンネルに感謝するもののでした。
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