人に届く支援を
31 October 2011 | 3:40 pm

今晩は! 10/29、都立小金井公園で開催された合同総合災害訓練を見学しました。 見学の目的は、  ①参加した市民と訓練内容の確認  ②ハザードマップに入れ込めたくマンホールを利用したトイレの現物確認、です。 ①は、自治会、自主防災組織および公立の小中高校の生徒たちがメイン で、当日の市民の参加は殆ど見られませんでした。 ②は、地震による停電で汚水処理場が休止したり、排水パイプが破損することが 想定されることなどもあり、どのマンホールを使用するかも決まっていないとのこと。 今回の展示は何のためのか、大いに疑問でした。 一方、大小10台を超える消防車がサイレンを鳴らしながら倒壊した家屋の周辺に 集まる様子は圧巻でした。実際の被災者の皆さんは、このサイレンを「今、助ける ぞ!」との励ましの声に聞こえたのではないかと思えて震えました。 私たちの夜周り「戸締り用心、火の用心!」の声と拍子木も同じように聞こえてい たらいいなと思います。 別件ですが、何度か被災地に行った経験を通して感じるのは、マスコミが報道す るような「被災地の人々、仮設住宅で暮らす人々」、などひとくくりのとらえ方では、 支援は”人”に届いていかない、との思いです。 現場では、避難所の奥でじっとしている人、自分一人では歩けない老年者や障害 者、大きな環境の変化により精神的な病気を生じさせた人たちが、他人に迷惑を かけたくないと倒壊した家屋で居住する実態があります。 このような人たちへ差し伸べる手が増えて、まさに人と人とのつながりができてき ました。しかも自身の中で問題をかかえた若い人たちが、それを乗り越えて取り 組む姿に”未来の希望”を感じました。

手づくりハザードマップで発見
23 October 2011 | 6:20 am

先日、地域の皆さんと地震災害のハザードマップを作ってみました。 きっかけは、「仲良しづくりを進めたい」との近隣のご婦人からのご相談でした。 「つながりを作るには、一度で終わる企画よりも、その後も何かと相談しあえる取り組みの方がいいですね」ということで、多くの人が関心をもつ災害対策、その中で「地域の皆さんの協力が必要」と感じていただけるモノとして「家族を守る 手づくりのハザードマップ」に挑戦することになりました。 まずは小平市の防災課で、地域に設置してある消火器、消火栓の場所の地図情報を借用して自転車で現地確認、一時避難場所に備蓄してあるモノを確認、近隣の要支援者、大工さん、医院、民生委員のお住まいもマップに入れ込みました。 最後にどの避難通路を使うのかを白地図に入れ込みました。 すると現状の問題点が沢山みつかりました。自治会のない私たちの地域には公設の消火器は1本しかありません。避難通路も青梅街道と鷹の街道をむすぶ南北にしかなく電信柱が倒れると避難通行が不可。隣接する畑への避難や通路利用が必要であることもわかりました。 小平市が決めた一時避難場所(小平市立五中)までの距離が遠く、高齢者や障害者にとっては歩行移動は困難。近くの私立学校のグランドを一時避難場所にしたいとの要望も。 今後の活動は、出席して頂いた皆さんとご一緒に、皆さんの要望を整理して私立学校や市役所と交渉を進めたいと考えています。ご相談にみえたご婦人も、小平市自治基本条例に定められた「市民参加」のありように気づかれたようで、これまでの「おまかせ民主主義」を卒業する市民が一人誕生しそうで期待したいです。

これだからヤメラレナイ
20 October 2011 | 8:07 am

夜回りで元気を頂きました。 いつものように「戸締り用心 火の用心!!」と大声でパトロールしていますと、新築の家の奥から若い女性が沢山の缶ジュースを持って出てこられました。以下、女性からのお話です。  私はここに入居した時は、お腹に赤ちゃんがいました。 どなたとも面識がないご近所、いつも帰宅が遅い主人。毎日が不安  で、とくに夜になると心細さで一杯でした。 そんな中で、皆さんの大きな声とカチッカチッの音は、私にとって大きな励みにな   りました。おかげさまで無事出産できました。男の子です。歩けるようになったら、皆さんの仲間に入れてください。 私たちは年甲斐もなくその場で歓声をあげました。涙する仲間もおりました。見えないところで様々な人生ドラマがあるんだな、と感動しました。私たちの活動が、見ず知らずの人たちにも、何らかの力になっていることを確信できました。 本当にうれしい出来事でした。


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