放射線測定を住民がきめ細かく行う
19 February 2015 | 3:49 am

2月8日朝日新聞に「放射能監視 私たちで」というタイトルで記事が掲載されました。 どんな記事だったか簡単にご紹介します。 『東京電力福島第一原発事故による放射能の汚染について、住民が自分たちで測定し、測定した結果をホームページ(HP)で公表する活動が広がっている。汚染の状態を東京電力や県のデータに依存するのではなく、自分たちできめ細かく測定し把握して行く活動である。』 風評被害は「放射能の値は、国が決めた基準値以下である」と言っている間はなくならないと思います。「基準値以下である」と言うだけでなく、「測定値」そのもの表示する必要があると考えます。 「測定値」を表示するには、きめ細かな測定になりますから、東京電力や県に依存してという考えではなく、そこに住んでいる人たち(生産者)が自分たちで測定するという行動がとても大事になると考えます。そこに住んでいる人たち(生産者)の意気込みなくしてはできないと思います。 生産者からは放射能を測定し国が決めた基準値以下のものを売っているのになかなか売れない。風評被害を受けているという声が聞こえます。 一方消費者はと言うと、基準値そのものに対し本当に安全なのかという疑問を抱いています。疑問の例としては、基準値以下の食品を食べていれば、例え基準値ぎりぎりの食品であっても健康に影響が出ないと言えるのか、何年、何十年後に健康に影響があらわれるということはないのか、国は何を根拠に決めたのか、健康に影響があらわれないというデータを持ち合わせているのかなどがあります。さらにデータを持っていたらきちんとわかりやすく説明してもらいたいという声もあります。 こうした消費者が持つ疑問がそのままになっているがゆえに、消費者は放射能ができるだけ低い値であろう産地を選ぶ行動に出ているのであり、すなわち福島産を避けることになっているものと考えます。 もし「測定値」が表示されたらどうなるかを考えました。 放射能をあまり気にしない人はこれまでのように買うでしょう。 放射能を気にしている人は、「測定値」が低ければ買うでしょう。基準値以下というだけでは買わなかった人が買うようになります。 放射能に汚染された国に住まなければならなくなったからには、汚染前のような生活は送れないと覚悟しなければならないと思います。放射能とどう向き合うのか、放射能のリスクをどうとるのか一人一人がしっかり意見を持つことだと思います。

食の偽装を見逃さない
30 November 2013 | 3:02 am

食の偽装が起きないように業者はいろいろ検討するでしょうが、ばれなければやっちゃえやっちゃえということでこれまでのような状態に戻ってしまうのではと考えられる。監督官庁にあっては監視体制を強めることを考えているようであるが、これだって限界がある。 どうしたらよいのか。 2013年11月29日の朝日新聞に「ブランドにだまされるな」という記事が載っていて参考になる。その記事では、もし偽装していたらその偽装を見抜く力を利用者が持つことが大事だとしている。本物が見分けられるような力を持つことだとしている。 偽装の疑いがあるときはしっかり声を上げることである。 出てきた料理を知ったかぶりして「これは旨い、これはうまい」と言って食べるだけではだめなのである。 なかなか難しそうではあるがこれしかないように思える。

個人が被ばく管理をするということは
21 November 2013 | 6:38 am

個人が線量計を持って被ばく管理をするということが議論されているようです。2013年11月9日 朝日新聞に掲載されています。 被ばくには、大きくは空気中にある放射性物質を吸い込むことによる被ばくと、食物に含まれている放射性物質を食べ物といしょに取り込むことにより被ばくする場合とがあります。 個人が被ばくを管理するということは、これらのことについて今日はどうだった、どのくらい取り込んだかを日々計算し記録し、1年間の線量が目標とする1ミリシーベルト以下であるかどうかを判断するということでしょうか。 このような計算はできるのでしょうか。 例えば、携帯のアプリに、どこにどれだけの時間いたかが自動記録され、さらにいた場所の線量を自動で集めてきて計算してくれることになるのでしょうか。 食物の線量の場合はどうでしょうか。すべての食材に線量が表示され計算できるようになるのでしょうか。 もっともっと具体的な議論が必要と思います。


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